大学院体験授業を開催中
6月1日から27日の期間、学部生を対象とした、大学院体験授業が開催されています。
大学院の通常授業を学部生が聴講できる機会で、大学院の雰囲気を知り、「大学院の学び」に触れ、研究の愉しさや深さを体験してもらうことを目的としています。
6月12日には、藤澤紫・文学部教授の「美術史研究AⅡ」の授業が行われました。本授業は、「描かれた「⼈」と「景観」―浮世絵と東⻄⽂化交流史―Ⅰ」をテーマに掲げ、日本の近世・近代の絵画史、特に浮世絵と東西文化交流史を軸に、諸派の絵画、工芸、染織、芸能、教育、文学などを交えて、その特質を考えることを目的に開講されています。今回は、本学博物館で開催中の特別展「日本・ベルギー修好160周年記念 ―美と知の交流の軌跡―」を鑑賞した後、展示の内容について解説しました。授業終了後には、院生と学部生が意見交換する様子も見受けられました。

同日に、服部比呂美・文学部教授の「論文指導演習A」の授業が行われました。本演習は、民俗学の基礎概念や分析手法を体系的に理解するとともに、自ら設定した問題解決に必要な情報を、収集・分析・整理し、論文を書くことを目的とし、開講されています。今回は、これまでの演習で作成したロードマップに基づいた調査研究の発表を行いました。院生だけでなく、参加した学部生も考えを述べるなどし、積極的に参加していました。

谷口雅博・文学部教授の「日本上代文学研究AⅡ」では、『古事記』上巻の「木花之佐久夜毘売」以降の場面を対象として、本文・訓読、注釈史をできる限り詳細に検討し、上代文学研究に必要な基礎作業・調査方法を身につけ、各作品研究の基礎となる本文批評の技術を習得することを目標に掲げ、開講されています。同日の授業では、『古事記』上巻「木花之佐久夜毘売」を読み、研究史の調査・問題点の整理を行いました。参加した学部生たちは、熱心にメモを取りながら真剣な面持ちで耳を傾けていました。
