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設置校News
國學院大學

博物館ミュージアムトークを開催

 令和8(2026)年3月28日、國學院大學博物館で、現在開催中の企画展「和の硯-SUZURI-」の関連イベントとしてミュージアムトークが実施されました。

 「近世の書・文具と佐野光一コレクション」と題し、本学文学部兼任講師の日野楠雄氏と、横倉佳男氏が講演を行いました。

 まず、横倉氏が本企画展で展示されている二百余面の硯を蒐集した故佐野光一・文学部教授について紹介しつつ、文献的な側面から和の硯について解説しました。横倉氏は、江戸時代には「硯譜(けんぷ)」と呼ばれる硯を図解した書物が出版されており、この背景には経済的にも出版文化が活性化したことで、「法帖(ほうじょう)」と呼ばれる書道の手本書などが普及し、文化活動が庶民化・一般化していったことがあると語りました。また、当時は筆や墨は日用品であまり意識されていなかったのに対し、硯は長く使用するものであるため、産地や形状、質への関心が高まり、様々な大きさや形、色などの特徴にも注目されたと解説しました。

 続いて、日野氏が多様な硯について、写真も用いながら、それぞれの特徴や産地で伝わる硯にまつわる伝承なども交えて紹介。日野氏は佐野教授コレクションの産地分布を記した日本地図を示しながら、「佐野先生は一般的な骨董趣味やコレクター的感覚も多少あったかもしれないが、様々な種類や形の比較分布を念頭に置いて集められたからこそ、こうして産地の分布を可視化することができた」と語りました。

 最後に、「墨を磨る」ことについて触れた日野氏は「磨る人や使う道具によって墨の出来は全く違うものになる。ぜひ硯を使って墨を磨り、ゆっくりとした豊かな時間を過ごしてほしい」と呼びかけ、講演を締めくくりました。

 企画展「和の硯-SUZURI-」は5月10日(日)まで開催しています。ぜひご来館ください。

 

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