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國學院大學

渋谷区図書館連携事業「読書会 図書館で源氏物語を読む」を開催

 令和8(2026)年3月5日、渋谷キャンパスで、渋谷区図書館連携事業「読書会 図書館で源氏物語を読む」が開催されました。

 渋谷区図書館連携事業とは、令和4(2022)年3月に地域住民から惜しまれつつ閉館した渋谷区立渋谷図書館が、令和10年度に新図書館として渋谷区立広尾中学校の敷地内に新設されることを受けて、本学と渋谷区図書館とが連携し、新図書館が地域コミュニティの「知」の核となるよう協働することを目的に、本年度から始まった事業です。

 同事業の一環として行われる本読書会は年3回の開催を予定しており、竹内正彦・文学部教授が担当します。最終回となる今回は「國學院大學図書館で源氏物語を読む」と題して行われ、約20人が参加しました。

 竹内教授は、令和6(2024)年度に本学博物館で行われた企画展「恋とさすらいの系譜―源氏物語と平安文学―」に触れ、この「恋とさすらい」が『源氏物語』の骨格を成す重要なテーマであると指摘しました。続けて、『古事記』におけるヤマトタケルや『竹取物語』など日本文学の多くは「貴種流離譚」があらわれていると解説しました。「貴種流離譚」とは、「神や神の子のような高貴な主人公が、苦悩に満ちた漂泊の旅を続けた末に、最上の幸福を得る、あるいは、悲劇的な最期を遂げて神として祀られる、という古代の叙事文芸から一貫して認められるモチーフのことであり、折口信夫によって提唱された概念である」と説明しました。

 その後、本学に展示されている『源氏物語』の原本に基づき、該当場面を音読し、解説を行いました。「浮舟」巻において、薫と匂宮という二人の貴公子の間で揺れ動くヒロインが自身の運命を「どこへ行くか分からない浮いた舟」に例え、入水を試みるが、これもまた「貴種流離譚」の悲劇的な型をなぞっていると紐解きました。

 竹内教授は、「まずは現代語訳で大枠を把握し、そこから原文へと遡ることで言葉の機微に触れることができる。ぜひこの機会に原文の奥深さに親しんでほしい」と締めくくりました。

 本会終了後に、茶話会が行われ、参加者たちは『源氏物語』について自身の考えを熱心に語り合っていました。

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