【くがラボ】「生命の不思議」に迫る
先日、本校の理科特別プログラム「くがラボ」の一環として、世田谷区にある東京農業大学第一高等学校を訪問しました。
今回は男女合わせて9名の生徒が参加し、「海水魚の寄生虫観察」という興味深い実験講座に臨みました。

アジとサバ、身近な魚を科学の目で
今回の実験対象は、食卓でもおなじみの「アジ」と「サバ」です。
生徒たちは、解剖バサミやピンセットを手に、まずは魚の解剖からスタートしました。普段、食材として見ている魚も、科学的な視点で「内臓はどうなっているのか」「筋肉はどうついているのか」を観察しながら解剖を進めることで、全く違った発見があります。
最初は緊張していた生徒たちも、すぐに持ち前の集中力を発揮。解剖バサミとピンセットを巧みに使いこなし、丁寧に内臓を取り出す作業を行いました。

顕微鏡で見つけた「別の生命」
解剖した内臓や筋肉の一部をスライドガラスに乗せ、顕微鏡で観察を行います。今回の主目的である「寄生虫」の捜索です。
レンズ越しに動く寄生虫を見つけた瞬間、実験室のあちこちから「いた!」「動いている!」といった驚きと歓声が上がりました。
ただ「気持ち悪い」で終わらせるのではなく、寄生虫も一つの生態系の一部であり、どのようなライフサイクルを持っているのかを考える―。他校の生徒さんや先生方の指導も交えながら、生物学的な知見を深めることができました。


参加した生徒の様子
本校生徒にとって、他校の実験室という新鮮な環境での活動は非常に良い刺激となりました。
解剖技術の向上はもちろんのこと、生命の複雑さや多様性に触れることができた今回の実験は、生徒たちにとって非常に実りの多い時間となったようです。
今後も「くがラボ」では、教室の座学だけでは得られない「本物に触れる体験」を大切にし、生徒の科学的探究心を育ててまいります。
今回の実験を主催・ご指導いただきました東京農業大学第一高等学校の皆様、貴重な機会をありがとうございました。