第9回「渋谷区長への施策提言コンペ」を開催
令和7年(2025)年10月29日、渋谷キャンパス総合学修館(6号館)で本学学生が渋谷区の抱える課題に対して施策を提言する「渋谷区長への施策提言コンペ」が開催されました。
この催しは、渋谷区と学校法人國學院大學とが、平成29(2017)年7月に締結した「シブヤ・ソーシャル・アクション・パートナー協定」の地域連携事業として実施されているもので、今年度で9回目の開催となります。
今回は、「國學院大學生が考える渋谷区の課題と、それを解決するための施策」をテーマに、35組の応募の内、1次選考を通過した5組のグループ全9名が本コンペに臨みました。
開会に先立ち、石川則夫・副学長(文学部教授)は、「今回発表する皆さんにはすばらしい提言を期待しています。また、この機会が、渋谷区と國學院大學の絆、そして学生の皆さんの学びをより深めることを期待しております」と述べました。
学生たちは、渋谷区が抱える現状や課題を踏まえつつ、「ごみ問題」や「喫煙所」、「オーバーツーリズム」、「本」などに焦点を当てた施策をそれぞれの観点から熱意をもって発表しました。
審査員は、長谷部健・渋谷区長、早川大輔・サッポロビール株式会社法人・地域創生統括部長、石川副学長の3人が務め、学生からの提案に耳を傾けました。
全5組の施策提言後に審査が行われ、渋谷区長賞に、法学部3年生二人が提案した「行政×小売店×消費者 ハチペイを活用した有料ゴミ箱から始まるクリーンシティ渋谷」、サッポロホールディングス賞に経済学部2年生が提案した「‘’SHIBUYA CONNECT’’ ―学生が世界に繋ぐ新たな渋谷のカタチ―」、学長賞に経済学部2年生が提案した「待たない!疲れない!あの人気キャラとサクサク観光できるAI ナビゲーションアプリ」がそれぞれ選出されました。
最後に表彰式が行われ、長谷部渋谷区長が参加した全5組のグループへ講評の後、総評として「充実したアイデアが多くあり、刺激を受けました」と称賛のコメントを送り、本会は終了しました。
