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國學院大學
萬葉の花の会を開催
令和5(2023)年9月6日、たまプラーザキャンパスにて、第29回萬葉の花の会が開催されました。
萬葉の花の会は、植物を通して万葉集に親しみ、万葉集を通し て日本の自然や文化を理解することを目的に、年に一度、公開講座を開催しています。
まず会長の辰巳正明・名誉教授が開会のあいさつをしたのち、「万葉集と祭り」と題して、大石泰夫・文学部教授が『万葉集』の歌から、新嘗祭や宴会の様子を紐解きました。続いて辰巳名誉教授が「万葉の歌流れー万葉の歌遊びー」と題して、歌の掛け合いの場における歌あそびと歌遊びのルールなどを解説しました。
お昼の時間には、キャンパス内で『萬葉集』の歌に詠まれた約150種の草花を植栽している「萬葉の小径」の散策が行われ、参加者の方々は植物を一つ一つ興味深く観察していました。
午後には上野誠・同学部教授が「秋風と萩と」と題し、書家の箕浦敬子先生を招いて講演を行いました。上野教授が紹介する歌に合わせ、箕浦先生が歌から感じられるイメージや情景をくみ取って、歌を書き上げると、参加者が感嘆の声をもらしました。
また、万葉エコBeeプロジェクトの学生たちが販売会を開催。活動の様子やはちみつについて参加者と会話しながら販売を行っていました。