國學院大學について
財務情報
令和6年度 学校法人國學院大學の決算について
令和6年度は、学校法人のガバナンス強化や情報公開の推進などの社会的状況を背景に、「中期5カ年計画」に則り策定された事業計画を円滑に遂行いたしました。
法人部門では、旧渋谷キャンパス神殿をたまプラーザキャンパスへ移設・復元を行ったほか、大学部門においては相模原グラウンド隆昌寮(ラグビーフットボール部合宿所)が完成するなど、大型工事を円滑に遂行することができました。
財務面では、基本方針とする「資金の安定確保」と「資金の効果的使用」に努めた結果、法人全体で基本金組入前当年度収支差額が1,650百万円の収入超過となり、極めて堅調な決算となりました。
令和6年度決算の概要は次のとおりです。
本決算の概要
1.事業計画の着実な遂行
「中期5カ年計画」に則り策定された事業計画を円滑に実行しました。大学部門では相模原グラウンド隆昌寮(ラグビーフットボール部合宿所)(総工費824百万円)や、授業の出席状況記録などに使用するカードリーダーシステムの更新費用(58百万円)、國學院大學北海道短期大学部では教室空調設備(26百万円)など、教育環境の充実を積極的に図りました。そのほかの事業についても概ね計画どおり遂行しました。
2.授業料軽減助成制度拡大に係る影響
「東京都私立高等学校等授業料軽減助成制度」の所得制限が撤廃されたことに伴い、対象者が増加し、國學院高等学校(対象者1,250名)、久我山高等学校(対象者1,061名)の学生生徒等納付金収入が減額となる一方で補助金収入が増額となりました。
学校法人の会計について
学校法人は、営利を求める企業とは異なり、教育研究活動をとおして社会にとって有為な人材を育成することを目的としています。
その目的を遂行するために、学生生徒等納付金を柱とする限られた財源をもとにして教育研究活動を中心とする多様な諸活動に対して経費を費やし、最大の効果が発揮できるように運営しております。
このような特性を持つ学校法人が永続的に存在するには、収支均衡の状況を正しく捉えることが必要です。そのために文部科学大臣の定める学校法人会計基準にしたがって会計処理を行い、「資金収支計算書」「事業活動収支計算書」「貸借対照表」の3表を作成することが義務付けられています。
令和7年度
令和6年度
令和5年度