國學院大學について
財務情報
令和5年度 学校法人國學院大學の決算について
令和5年度は、学校法人のガバナンス強化や情報公開の推進などの社会的状況を背景に、「中期5カ年計画」に則り策定された事業計画を円滑に遂行いたしました。
法人全体では、神殿造替工事の開始に伴い仮殿遷座祭を執り行ったほか、大学部門においては厚生寮の建築開始など大型工事が始まりました。また、ウクライナ情勢を発端とする光熱水費の価格上昇や円安による物価高そして能登半島地震への対応など、情勢変化に柔軟に対応した1年となりました。
財務面では法人全体で基本金組入前当年度収支差額が1,355百万円の収入超過となり、極めて堅調な決算となりました。
令和5年度決算の概要は次のとおりです。
本決算の概要
1.「中期5カ年計画」掲げた事業の着実な遂行
「中期5カ年計画」に則り策定された事業計画を円滑に実行しました。大学部門では厚生寮建設(440百万円)や、野球雨天練習場改修工事(28百万円)、国学院大学久我山高等学校では第2体育館空調設備工事(5百万円)など、学生環境の充実を積極的に図りました。そのほかの事業についても概ね計画どおり遂行しました。
2.社会動向への対応
令和5年度は新型コロナウィルスによる影響は減少したものの、ウクライナ情勢に影響を受けたエネルギー価格の高騰や円安による物価高騰の対応など、財政面においては社会情勢の動向に大きく影響を受けた1年となりましたが、柔軟な対応と適正な予算編成により、収支均衡を保つ決算となりました。
学校法人の会計について
学校法人は、営利を求める企業とは異なり、教育研究活動をとおして社会にとって有為な人材を育成することを目的としています。
その目的を遂行するために、学生生徒等納付金を柱とする限られた財源をもとにして教育研究活動を中心とする多様な諸活動に対して経費を費やし、最大の効果が発揮できるように運営しております。
このような特性を持つ学校法人が永続的に存在するには、収支均衡の状況を正しく捉えることが必要です。そのために文部科学大臣の定める学校法人会計基準にしたがって会計処理を行い、「資金収支計算書」「事業活動収支計算書」「貸借対照表」の3表を作成することが義務付けられています。
令和6年度
令和5年度