令和5年 年頭所感
150周年に向けた新たな一歩を。
新春を迎え、謹んで御祝詞を申し上げます。
未だ新型コロナウイルス感染症の脅威が続いておりますが、本法人は、引き続き学生生徒園児らが安心して学べる学園づくりに取り組んでまいります。
昨年は皇典講究所創立から140周年を迎え、11月4日の創立記念日には彬子女王殿下の御臨席を仰ぎ、記念式典を挙行いたしました。顧みますと、大学は6番目となる観光まちづくり学部が一期生を迎えてスタートしたほか、神道文化学部は20周年を迎えることができました。他の設置校でも、國學院大學北海道短期大学部が40周年、國學院大學附属幼稚園が70周年を迎えるなど、それぞれが節目の年を迎えることができました。これもひとえに皆さま方からの日頃よりのご理解とご支援のおかげであると存じます。法人を代表して厚く御礼申し上げます。
さて、今年は「伝統に立つ改革、そして未来へ」をテーマに掲げた中期5ヵ年計画が2年目を迎え、多くの施策が本格的な実行期に入ります。「創立150周年に向けて、法人組織を強化するとともに、絶えず変化する環境に対応できる人材を積極的に養成し、社会に貢献する学校法人を目指す」という基本方針の下で、昨年に続く新たな一歩を踏みだす年であると位置付けています。
しかしながら、取り巻く状況は厳しさを増しており、解決しなければならない課題が山積していることも事実です。より良い社会への貢献と明るい未来を実現するため、本法人ではDXの推進も加速させるとともに、役教職員一丸となって、「オール國學院」の力でこの難局を乗り切り、中期計画の目標達成そして150周年に向かって邁進してまいります。更なるご支援ご鞭撻のほど心からお願い申し上げます。
本年が皆さまにとってより良い一年となりますようご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。
令和5年1月
学校法人國學院大學
理事長 佐栁正三