國學院大學法学部「令和4年度 司法試験合格者と語る会」開催
10月19日、渋谷キャンパスで國學院大學法学部主催の「令和4年度 司法試験合格者と語る会」が対面形式で開催されました。
開会に先立ち、司会を務めた門広乃里子・法学部教授は3人の登壇者へ合格の祝辞を述べた後、30人をこえる参加者に向けて、「多様なルートを経て、司法試験をストレートで合格した卒業生が集う貴重な機会。それぞれの勉強内容等を比較し、自身の進路選択に役立ててほしい」と述べました。
続いて、令和4年度の司法試験に合格した本学卒業生、小林莉緒氏(令元年卒・127期法)、矢ヶ崎和氏(令2年卒・128期法)、湯澤蓮氏(令3年卒・129期法)の3名が登壇し、司法試験に向けた勉強法、進路選択の理由などを紹介。参加者の多くが、熱心にメモを取りながら、耳を傾けました。
卒業後、東京大学法科大学院(既修者コース)へ進学した矢ヶ崎氏。司法試験を必要以上に恐れないメンタルの重要性について、「司法試験の制度をしっかりと知ることで、自分なりの戦略を立てることが合格への近道」と語りました。
小林氏は入試制度を比較した結果、小論文と面接で受験可能な東京大学法科大学院(未修者コース)へ進学。「未修、既修問わず、自分に合った学習環境がある法科大学院の選択を最も重要視した」と語りました。
3人の中で唯一、法科大学院に進学せず、司法試験予備試験を受験し、司法試験合格を勝ち取った湯澤氏は「法科大学院に通う学費と時間をかけずに、早い段階から実務に携わることができることが予備試験の最大の特徴。在学中に挑戦できる試験であるため、まずは挑戦してほしい」と参加者を激励しました。
講演後は、個別の質疑応答が行われ、参加者からは、日々の生活習慣、司法試験に向けた詳細な勉強法などに関して数多くの質問が寄せられ、活発な意見交換が行われました。
最後に3人から、12月から始まる司法修習への抱負が述べられ、閉会となりました。