人間開発学部:「Weekly通信」2022.5.25
人間開発学部の旬のニュースを伝える |
5/18 ゲスト講師「スポーツメディア論」
5/18(水)2限1201教室において、健康体育学科町田樹先生担当「スポーツメディア論」では、ゲスト講師にテレビ東京アナウンサーの板垣龍佑氏をお迎えしました。
板垣氏は、スポーツ実況の分野を牽引するフロントランナーとして、日々スポーツの報道や中継番組の制作に携わっておられます。オリンピックイヤーとなった昨年度は、東京夏季五輪および北京冬季五輪の両オリンピックにおいて実況を務められました。スクリーンには北京五輪スノーボードハーフパイプ会場での板垣氏も登場しました。
今回の授業では、テレビ局の現場でご活躍されている板垣先生に、スポーツ番組をめぐるマスコミュニケーション論や、スポーツに関わる実況・解説論をご講義いただきました。また授業冒頭には、「話力開拓法」と題したアイスブレイクの時間をとり、発話や発音、滑舌を強化するトレーニング方法や、他者との対話力を養う上で重要となる「うまく話すコツ」を伝授していただきました。今年度から本授業は対面実施となり、約100名の学生とともにスポーツのマスコミュニケーション論を学習しました。スポーツ番組やテレビというメディアの特性について、理論と実践の両観点から板垣先生にお話いただき、大変貴重な授業となりました。
テレビ東京アナウンサー板垣龍佑氏プロフィール
Weekly通信 2021.6.2号
町田先生と板垣氏の対談記事
5/19 東京都児童相談所出前講座
5/19(木)5限1408教室において、東京都児童相談センター職員の大浦氏と原氏が来校し「東京都児童相談所出前講座」が行われました。児童相談所や一時保護所の機能や職員の仕事について、映像を交えながら具体的に説明していただきました。また、東京都福祉職の採用試験(Ⅰ類B・Ⅱ類)について、受験要件や試験区分ごとの試験内容、主な配属先等説明していただきました。
最後に、江東児童相談所一時保護所に勤務する子ども支援学科2017年卒業の清水佑さん(人間開発学部5期生)がZoomで参加され、ご自身の仕事内容と採用試験に向けて勉強してきたことについて、具体的に紹介していただきました。参加学生からも一時保護所の仕事やりがいについてや採用後の配属について質問がありました。特に4年生は9月にⅡ類の試験が控えているため、真剣な面持ちで参加していました。2年生や3年生の参加もあり、関心の高さがうかがえました。
5/21 ゲスト講師「幼児と環境」
5/21(土)子ども支援学科2年生対象「幼児と環境」(青木康太朗先生担当)の授業に、お茶の水女子大学アカデミック・プロダクション寄付講座教授 宮里暁美先生をゲスト講師としてお招きしました。「子どもと自然~入り込む・かかわる・感じる・考える~」をテーマに、保育の中で子どもが環境とかかわる姿と保育者の役割についてお話をいただきました。
講義では、自然とかかわる幼児の姿を写真を交えてご紹介いただきながら、その子どもの姿を引き出すための保育者のかかわりや環境構成についても色々な事例を踏まえてお話いただきました。授業後のコメントペーパーには下記のような感想がみられ、学生にとって心に残るお話がたくさんあり、学びの多い授業になりました。宮里先生、ありがとうございました。
(感想)
・⼦どもの感動や発⾒を⾒守り分かちあうことも重要な保育者の役割であり、⼦どもたちがその感動や発⾒を知識へと変える体験が重要だということを学びました。
・⾃然を通して保育を⾏う際に「拠点を定めて繰り返し⾏く」「旬を逃さない」というポイントが印象に残りました。これまでは、いろいろな場所に連れていくことで⼦どもはより豊かな体験をして成⻑していくのだと考えていたため、同じ場所に繰り返し⾏って、その場所で変化を楽しむことにより⾃然に親しむことができるのだと知り、考えを改めさせられました。
・宮⾥先⽣の明るく優しい話し⽅や表現⼒、表情の豊かさから、聞いていてとても楽しく、あるべき保育者の姿がわかったとともに、理想の先⽣だなと思いました。
5/23 [子]「障害児保育Ⅰ」
5/23(月)4限、子ども支援学科2年生対象「障害児保育Ⅰ」(野澤純子先生担当)の授業では、見えにくさの体験学習をしました。弱視児や発達障害児の中には見ることに困難のある子どもがいます。見えにくさのある幼児が、のびのびと主体的に活動するには、どのような支援が必要か、疑似体験を通して考えました。各自が自作した弱視体験レンズを付け、グループ毎に通常教室、キャンパス内、リトミック室、保育室などを使用して、遊びや生活の疑似体験をしました。
リトミック室では、ボールやフープを使った運動遊び、保育室では、おままごとや折り紙、読み聞かせなどを行いました。疑似体験したことを、できること、できないこと、少し支援すればできること、練習すればできること、見えやすい用具や遊具があればできることなどに整理し、環境整備や支援について考える授業となりました。今後の授業では、子どもの主体性を引き出す上で、どのような環境整備を行い、どこまで保育者が支援するべきかについて議論し、特別なニーズのある子どもの理解を深めていきます。