観光まちづくりカフェ | 学校法人國學院大學 | 法人サイト

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國學院大學

観光まちづくりカフェ

 観光まちづくり学部が主催し、まちづくりの実践者や研究者を招いた勉強・交流を目的とした「観光まちづくりカフェ」が5月25日、たまプラーザキャンパスで開催され、教職員、学生が参加しました。開会にあたり西村幸夫学部長は、「観光まちづくりカフェは年4回開催する予定で、教職員、学生も一緒に学ぶことをやりたい。今回は、私たちが今いる横浜市のことをきちんと振り返るいい機会だ」と挨拶。続いて「横浜の都市デザインと郊外住宅地のこれから」と題して、横浜市役所で都市デザイン室長など歴任し、長年にわたって横浜のまちづくりに携わってきた都市プランナーの秋元康幸氏が講演しました。

 秋元氏は、横浜市六大事業と言われる大規模都市計画を始めとする50年間の横浜市の都市デザイン行政の歴史を振り返り、令和2年に竣工した横浜市庁舎の整備や旧庁舎の再整備など直近の事例を紹介しました。そのうえで「ハードを作るときに活動を誘導・誘発するかが最近の特徴。空間作りから活動作りの時代になってきている」と指摘しました。

 横浜市の大部分を占める郊外住宅地について、公共施設、団地、商業施設の老朽化や、空き家の増加などの課題とそれに対する市の取り組みなどを紹介。「地域は学生に期待していると思う。学生が地域に入っていくことは大事だ。これからは、大規模なまちづくりではなく、市民や地域の活動を変えていくチャレンジが多いのではないか」と話し、講演を締めくくりました。

 続いて、秋元氏と観光まちづくり学部の椎原晶子教授、大門創准教授、藤岡麻理子准教授によるトークセッションが行われ、郊外住宅地のこれからについて議論を深めました。質疑応答では、参加した観光まちづくり学部生からも積極的に質問が飛び出し、地域の課題に向き合おうとする姿勢がうかがえました。

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