チセの解体に伴うカムイノミ | 学校法人國學院大學 | 法人サイト

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國學院大學 北海道短期大学部

チセの解体に伴うカムイノミ

 アイヌの伝統的家屋「チセ」の解体に先だって、アイヌの伝統儀式である「カムイノミ」(神への祈り)が、9月4日から6日にかけて「チセ」で行われ、7日に解体しました。
 「カムイノミ」では、チセ解体に至った経緯を神さまに報告し、チセ内にあるヌサ(御幣)を集めて祭壇をつくり、アイヌ料理や供物を捧げてお祈りし、神さまから解体の了解を得てヌサを撤収しました。
 「チセ」は平成13年(2001)9月にアイヌ文化を体験できる施設として復元されましたが、20年を経て老朽化が目立つようになり倒壊の危険もあることから、解体することになりました。
 この20年の間には、ペカンペ祭(菱の実の収穫祭を毎年実施)をはじめ、小・中・高校生のアイヌ文化体験授業、市民のアイヌ文化施設、大学の授業の場などとして活用され、多くの人たちに利用されるとともに、アイヌ文化の普及に貢献してきました。


解体直前のチセ


カムイノミ①


カムイノミ②


祭壇

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