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令和2年度共存学公開研究会

 今年の3月11日に10年をむかえる東日本大震災。震災直後から被災地域の調査と支援を行ってきた本学研究開発推進機構研究開発推進センターの共存学グループが、本日午後2時から「令和2年度共存学公開研究会」をオンラインで開催しました。

 今年度の研究会は「東日本大震災被災地の復興活動10年を振り返る~震災復興と伝統文化、福島10年の総括と今後~」と題し、被災した福島県内の民俗芸能の復興の軌跡と、未だに残る課題を中心に議論を深めていきました。

 第1部の個別報告では、本学院友で、公益財団法人福島イノベーション・コースト構想推進機構の平本謙一郎氏から、被災地域にある国立公営の震災伝承館の取り組みにつて報告があった他、元民俗芸能学会福島調査団団長の縣田弘訓氏、NPO法人民俗芸能を継承するふくしまの会の上西律子氏、福島県いわき市・大國魂神社宮司の山名隆弘氏がそれぞれ調査研究報告を行いました。

福島県内の被災神社の復興状況について説明する大國魂神社の山名隆弘宮司

 その後、休憩を挟み第2部総合討論に移りました。

 冒頭、本学神道文化学部・茂木栄教授と黒崎教授が、1部報告者4氏へのコメントと、本学の研究調査やスタディーツアーなど、過去10年の成果を報告しました。その後、参加者からの質問などを交えつつ討論が行われました。

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