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國學院大學
第49回日本文化を知る講座が行われました
令和6(2024)年7月20日、研究開発推進機構が主催する第49回「日本文化を知る講座」が渋谷キャンパスで開催され、約180人が来場しました。
今回は、「祭り・信仰と地域」をテーマに、3人の研究者が登壇し、それぞれの視点から祭りや神輿について語られました。
第1講として登壇したのは、笹生衛・神道文化学部教授で、「神輿・祭礼の発生と展開」と題し講演しました。笹生教授は、神輿を日本の祭礼を象徴する馴染み深いものとし、神輿がどのように発生し、変遷していったかを文献資料をもとに詳しく説明。続いて、12世紀後半の作品である「年中行事絵巻」の絵巻に描かれている神輿や祭りについても解説されました。
第2講は、小林稔・観光まちづくり学部教授が、「祭り・継承・まちづくり」をテーマに語りました。小林教授は「祭りは、地域の社会関係資本や地域アイデンティティと密接に結びつく。文化の継承・発展はまちづくりにとって重要な意味を持つ」と説明。祭りを次の世代へ継承するために必要な考え方や方法について解説されました。
第3講では、黒﨑浩行・神道文化学部教授が登壇。「神輿がつなぐ 地域のいまと未来」をテーマに語りました。黒﨑教授は、東日本大震災の後に復活・再編された神輿渡御を伴う祭礼について解説。実際に震災後に行われた神輿渡御や祭りの様子を収めた写真、映像を参加者へ公開しました。
会場の外には、本学が発行した研究成果をまとめた冊子などの配布コーナーも設けられ、講演会の前後には多くの来場者が手に取っていました。