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國學院大學 北海道短期大学部
渡辺開紀准教授が、講演会「平安時代の年末年始~大河ドラマを楽しむために~」に登壇
国文学科の渡辺開紀准教授が、1月26日に三浦華園で開催された、滝川地方法人会主催の講演会「平安時代の年末年始~大河ドラマを楽しむために~」で講師を務めました。
講演会は、平安時代の風習や年中行事、『紫式部日記』の中から大晦日の夜に起きた事件について、クイズを交え、カラー図版を用いながら紹介されました。
この時代は毎年大晦日の夜、悪霊や鬼を追い払う「追儺(ついな)」という行事がありました。現代の「豆まき」のルーツであること、また鬼はただ怖いものではなく、病気や疫病も鬼がもたらすものと信じられてたことも紹介されました。
また、紫式部が第一発見者となった、寛弘5年(1008)の大晦日の日記は、原文を読みながら、事件の詳細や顛末のわかりやすい解説がありました。「大晦日の行事を終え、夜に部屋でくつろいでいると、悲鳴が聞こえ、声のする方へむかうと追剥(おいはぎ)の被害にあった二人の女性がうずくまっていた。」と記されています。宮中とはいえ時々盗人が入ることもあり、お正月の着物は、普段よりも豪華なので狙われたのではないかとのことでした。
講演会には本学学生も含め、約140人が参加されたそうです。
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