株式会社フォーバルと連携・協力の推進に関する基本協定を締結
本学・針本正行学長(左)とフォーバル・大久保秀夫取締役会長
國學院大學(東京都渋谷区、学長:針本正行)と株式会社フォーバル(東京都渋谷区、代表取締役社長:中島將典)は、相互連携・協力の推進に関する基本協定を1月22日に締結しました。締結式は同日にフォーバル本社で行われ、フォーバルの大久保秀夫代表取締役会長(本学院友(卒業生))、本学の針本正行学長ら関係者が出席しました。
▼協定締結事項
1.フォーバルによる寄附講座に関する事項
2.人材育成及び相互支援に関する事項
3.その他、本協定の目的を達成するために必要な事項
▼協定締結の経緯
他者への理解と尊重を併せ持った共生社会を創り出す人材の育成を目指す本学と、産学官の連携により中小企業のデジタル及びグリーントランスフォーメーション(以下GDX)化を支援する人材育成を通じ、地方創生に取り組むフォーバルでは、デジタル人材育成のための連携・協力について意見交換を行ってきました。
今般、連携・協力を通じた相互の発展と、地域社会全体の発展や学生の実践的な能力向上、育成に寄与することに合意し、本協定の締結に至りました。
▼フォーバル・大久保秀夫代表取締役会長コメント
現代日本はデジタル化や少子化、グリーン社会の実現など多くの問題に直面しています。わが社の推進する「F-JAPAN」構想はGDXを一際重要な問題と捉えています。しかしながら、AIが急激に進歩するなか、大半の中小企業ではGDXに取り組むことができていません。地方部では少子化による人材不足が深刻化する状況にあって、GDXによる生産性の向上と継続的、安定的な経営が地域社会の活力を生み出すためには必要です。
國學院大學とわが社の取り組みにより、文系総合大学である國學院大學のなかでもGDX人材の育成が進み、GDXによる中小企業への支援を通じた地域社会の創生に貢献する学生が増えることを願っております。
▼本学・針本正行学長コメント
近年、文理を問わず大学には、文理融合や文理横断の学びが必要とされています。人文社会学系である本学でも令和3年度から共通教育プログラムの中でSTEM科目群として、数理データサイエンスに関する基礎知識及び活用について体系的な教育を開始しています。
今回の協定締結により、株式会社フォーバル様の協力を得て、デジタル・ネットワークの基礎として、事例から学ぶDX戦略に関する寄附講座が開講され、新たな学びが始まることは、学生にとって有意義なものになると感じております。
今後も本連携協定が國學院大學とフォーバル様との発展と人材の育成・輩出につながるよう、取り組んでいきたいと考えています。
▼今後の取り組み予定について
フォーバルによる本学授業における寄附講座の実施などを通じ、人材育成のための取り組みを推進する予定です。