令和6年 年頭所感
「有志竟成」の精神で難局を乗り切る
令和2年に始まったコロナ禍を乗り越え、本法人の各教育機関にも漸く以前の風景が戻り、令和6年という新しい年を迎えました。謹んでご祝辞を申し上げるべきところではありますが、新年早々、能登半島地震が発生し、その翌日には羽田空港で大惨事がおきました。お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
今次の地震による被災者救済などに急ぎ対応し、引き続き学生生徒園児らが安心して学べる学園作りに取り組んでまいりたいと思います。
さて、次の創立150周年を見据え、「伝統に立つ改革、そして未来へ」というテーマのもと、令和4年にスタートした中期5ヵ年計画は、丸2年が経とうとしています。法人傘下の各教育機関は、この2年間こそ目標達成に向けた体制の確立に費やされた部分が大きかったものの、3年目に入る今年は各施策への積極的な取り組みが期待されます。
また、創立140周年記念事業のひとつである神殿造替と境内整備事業ですが、昨年9月11日に浄闇のなか仮殿遷座祭を斎行し、御祭神に御鎮座93年を迎えた現本殿から仮殿にお遷り頂き、本格的に工事が始まりました。新殿は令和7年度に竣功する予定です。
昨今の学校法人を取り巻く状況は、国内の少子化等の問題だけでなく、AI・情報化への急速な変化に対応する組織作りを急がなければならないなど、本法人も解決しなければならない課題が山積しております。この状況打破のため、役教職員は「有志竟成(ゆうしきょうせい)」の精神で中期計画の目標達成に向けて邁進し、この難局を乗り切ってまいりますので、更なるご支援ご鞭撻のほど心からお願い申し上げます。
本年が皆様にとってより良い一年となりますようご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。