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國學院大學
令和5年度第3回法学会講演会を開催
令和5(2023)年12月14日に、令和5年度第3回法学会講演会「過労死・過労自殺事件の実務と理論」が開催されました。
講演では蟹江鬼太郎弁護士(旬報法律事務所)が登壇しました。蟹江弁護士は、過労死には脳・心臓疾患によるものと、うつ病や適応障害などの精神障害が原因となるものの2つがあるとし、人事異動や周囲とのトラブルなどの出来事があった時は長時間労働になりやすいので注意が必要だと説明。これまでに担当した裁判の資料などを用いて労働問題の現状を論じました。
最後に長時間労働やパワーハラスメントへの対策についても解説し、講演を締め括りました。
講演後、学生からは「企業の労働時間把握義務の現状はどうか」「労災事案に対応する際に気をつけていることは何か」といった質問が寄せられ、蟹江弁護士がこれまでの経験をもとに回答しました。