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國學院大學
令和5年度「古典文化学」国際研究フォーラムを開催
12月1日に令和5年度「古典文化学」国際研究フォーラムが渋谷キャンパスで開催され、学内外から約60名が参加しました。
本フォーラムは、本学研究開発推進センターが実施する國學院大學「古典文化学」の創出研究事業の一環として行われており、この事業は文部科学省平成28年度「私立大学研究ブランディング事業」タイプB(世界展開型)として採択された「『古事記学』の推進拠点形成―世界と次世代に語り継ぐ『古事記』の先端的研究・教育・発信―」を前身とするものとなっています。
このフォーラムでは、以下の3つの報告を中心に、日本と中国を中心とした東アジアにおける神・宗教・思想・文化・学問の関連性について掘り下げていく形で展開されました。
報告1では、「東アジアの交流・交易と日本の神観の変遷-認知宗教学の視点で考えた宗像三女神の神観を中心に-」と題して、本学神道文化学部・研究開発推進機構長の笹生衛教授より古代から中世にかけての宗像における祭祀・神観の変遷について報告されました。
報告2は、「神儒兼学と和魂漢才」というテーマで、本学神道文化学部の西岡和彦教授より、日本に朱子学がどのように広まっていったかを中心に説明されました。
報告3は、南開大学外国語学院副院長の王 凱氏より「科研からみる中国の日本研究」というテーマで行われ、中国の近年の文学・歴史学・哲学分野における日本・東アジアに関する研究の現状について説明が行われました。
参加者は様々な角度から展開される3名の報告者の説明に熱心に耳を傾けていました。