新潟コメ作りワークショップに学生らが参加
令和5 (2023)年9月24日、「新潟コメ作りワークショップ」の稲刈りが新潟市北区で行われ、本学の学生9名と教員2名、卒業生らも参加しました。
このワークショップは、彬子女王殿下が総裁を務められる一般社団法人心游舎が主催しており、コメ作りの体験を通して、日本の文化や歴史に触れる機会として実施されています。
今回は協力農家の方や、地元の子どもたちなど本学学生と教員も含め約40人が参加しました。
地元の伝統的な農作業着に着替えた学生らは一面黄金色に輝く田んぼに集合し、協力農家の方々から稲の刈り取り方をご説明いただいた後、実際に田んぼに入って刈り取りを行いました。刈り取った稲は、地元で「まるける」と呼ばれる、藁を使って稲を束ねる作業でまとめていきました。
はじめはぎこちなく刈り取りを始めた学生たちでしたが、協力農家の方々からアドバイスをもらうと段々と手際もよくなっていきました。なかにはこれまでもワークショップへ参加した経験がある学生もおり、初参加の学生や教員に声をかけて協力する姿も。学生らが刈り取った稲は、乾燥させるために次々と「はさ」とよばれる稲を干すために木や竹を組んで作った土台にかけられていきました。
学生らはまだまだ暑い日差しにも負けず約2時間の刈り取りを終えると、最後には田んぼに残った落穂を拾い、作業を終えました。
刈り取り後は振り返りを行いました。学生たちからは「毎日何気なく食べているおコメでも今回のワークショップを通して日々労力をかけてくれる方の存在を直に感じ、ありがたさを実感しました」「以前参加した際は作業するのに必死でしたが、今回は田んぼの周りの自然も感じながら稲刈りができました」といった感想が挙がりました。
今回収穫したコメは、太宰府天満宮へ奉納される予定です。