ジョージタウン大学院生と本学学生の共同フィールドワーク発表会
ジョージタウン大学(米国・ワシントンD.C.)の大学院生と本学学生による「東京のまちづくり」に関する共同フィールドワーク発表会が6月16日に渋谷キャンパス総合学修館で行われ、約40人が参加しました。
この発表会は、本学のジョルダン・サンド特別招聘教授が企画されたものです。前日の15日に、本学の観光まちづくり学部並びにK-STEPアシスタントの学生たちとジョージタウン大学で都市・地域計画について学んでいる大学院生16人たちは、東京の都市を訪れるフィールドワークを実施。新宿や中野、日暮里など、ジョージタウン大学の学生が希望した都市ごとにグループを作り、それぞれのまちの特徴を交流しながら調査しました。
発表会では、グループごとに訪れたまちについて、交通網や商業施設、インフラ設備などの特徴を踏まえつつ各10分程度で発表を行いました。質疑応答も行われ、両大学の学生は活発に発言していました。本学学生が「新宿のように、鉄道事業者ごとに駅と一体となった商業ビルを設けるようなまちは米国にもあるのか」と投げかけると、ジョージタウン大学の学生は「米国と日本では交通事情や鉄道事業者数、経営政策など状況が異なるため、新宿のような活発な商業ビル建設は見られない。だが、複数の計画が検討されているなど変化が起き始めている」と答えました。
その後は、両大学の学生・教職員による交流の時間が設けられました。ジョージタウン大学の学生からは、フィールドワークへの協力に対するお礼として本学学生に記念品が手渡されました。ほかにもグループごとに笑顔で記念写真を撮影する姿や、訪れたまちでの体験などを振り返りながら会話する姿が見られました。