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「人・社・祭―文化風土の記録」 講演会・上映会を開催

 「人・社・祭ー文化風土の記録」講演会・上映会が4月22日國學院大學渋谷キャンパス120周年記念2号館の教室で開催されました。

 この会は、國學院大學環境教育研究プロジェクト、公益財団法人ポーラ伝統文化振興財団、NPO法人社叢学会が共催で開催しました。

 初めに、菅浩二・神道文化学部教授が國學院大學環境教育研究プロジェクトを代表して開会の挨拶をしたのち、「手の匠-日本文化をうみだすもの」(ポーラ伝統文化振興財団 企画、日経映画社 制作・2005年)を上映。日本文化が築くうえで、とても大切な役割を果たしてきた「手」に焦点を当てた作品です。

 「『俳人 小林一茶―茶と江戸の園芸文化』~社叢の園芸学:梅・桜・菊~」と題し、賀来宏和氏(千葉大学大学院園芸学研究科客員教授・NPO法人社叢学会理事他)が講演。日本における園芸文化の成り立ちや特徴について解説しました。

 小林一茶の発句を分析し、多く用いられている「梅」「桜」「菊」のそれぞれに焦点をあてながら、それぞれの花が日本文化の中でどのような役割を担ってきたかや、一茶の句から伺える当時の様子などを解説しました。

 講演後には参加者から「農村文化と花の鑑賞文化の関わりについて」など講演の内容を深掘りする質問が寄せられました。

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