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國學院大學
樋口博士記念賞授与式
本学元教授の故樋口清之博士の業績を記念するため、國學院大學の学部・大学院の在学生、卒業生、修了者ならびに教職員による考古学・博物館学に関する優秀な研究業績を対象とする「樋口博士記念賞」の授賞式が3月15日、渋谷キャンパスで開催されました。
(左から)矢部学部長、谷口教授、針本学長、竹田氏、内川センター長
今回受賞したのは、院友の竹田正則氏(昭61卒・94期史、奈良県橿原市世界遺産登録推進課副統括)で、『都城藤原京の研究』(同成社、令和4(2022)年)での内容が評価されました。
竹田氏は、藤原京の膨大な発掘調査データを活用し、京城の新たな復元案の提示や造営事業規模の算出、京内の景観復元などを論点として先行研究にない独創的で重要な研究成果を示したことが評価されました。
授賞式では、針本正行学長から賞状と副賞が手渡された後、針本学長と選考委員を務めた矢部健太郎・文学部長、内川隆志・研究開発推進機構学術資料センター長、谷口康浩・文学部教授がそれぞれあいさつし、竹田氏の研究を称えました。
故樋口博士は本学博物館の館祖であり、本学在学中に博物館施設の必要性を大学に訴え、設立計画を実践されました。また、本学教授として多くの講義を担当され、数多くの学芸員を輩出されるなどの多大な業績を残されています。