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國學院大學
西角井博士記念賞授与式
本学元教授の故西角井博士の業績を記念し、祭祀・芸能に関する優れた研究を対象とする「西角井博士記念賞」が、本学兼任講師で院友の櫻井弘人氏(昭56卒・89期文、元飯田市美術博物館学芸員)に贈られ、授賞式が2月8日に渋谷キャンパスで行われました。
(左から)辰巳名誉教授、小川教授、櫻井氏、針本学長
同賞は昭和46年に設立され、今まで4人が受賞。櫻井氏は昭和63年度以来、34年ぶりの受賞者となりました。
今回の受賞は、櫻井氏が30年以上に亘り取り組んだ、長野県飯田市に伝わる「遠山霜月祭」の精緻な研究が評価されました。同祭の研究は他でもない西角井博士が昭和のはじめに学術研究の俎上に載せられ、以後、多くの研究者が取り組んできました。櫻井氏の研究成果は「今後の遠山霜月祭の研究の基点となるだけでなく、西角井博士の神楽研究を大きく進展させたと言える」(小川教授)というもので、令和4年10月には、研究をまとめた『遠山霜月祭の研究』(岩田書院)を発刊されています。
受賞式では、針本正行学長から賞状が手渡された後、針本学長と同賞審査委員の小川直之文学部教授、辰巳正明本学名誉教授がそれぞれあいさつし、櫻井氏の研究を称えました。