瀬野 美由紀 | KOKUGAKUJIN | 学校法人國學院大學 | 法人サイト

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2025年6月30日更新

KOKUGAKUJIN #19

学生たちとの日々の会話が何よりの楽しみ。

Q 子供の頃は、どんなお子さんでしたか?

 幼い頃は友達と竹馬などの外遊びもしましたが、一人で空想に浸りながら『ごっこ遊び』をすることが一番好きでした。親から見ると手のかからないおとなしい子どもだったと思います。小学校の高学年になると演劇部に入りました。役柄を演じることが楽しかったんです。「ごっこ遊び」の延長と言えるかもしれません。
 中学校でも演劇部に所属しました。舞台に立つことはもちろん、友人たちと声出しや体力づくりのランニングなどを和気あいあいと練習することも楽しかった。高校入学後はTV番組の「コメットさん」に憧れてバトン部に入部。野球部の応援や文化祭で演技を披露したことは今でも鮮明に覚えています。
 当時から人の役に立ちたいという気持ちが強かった気がします。学校では学級委員など、さまざまな委員会活動に携わりました。人に頼まれると断れない性格なので、先生に頼まれて合唱コンクールの指揮者を務めたり、クラスメイトに献血をお願いする係などを担当したり。もちろん私自身も献血に協力しましたが、帰り道に貧血を起こしてしまったことがありました。人の役に立つつもりが逆に迷惑をかけてしまって・・・(笑)

Q 社会人として最初に就かれたお仕事は?

 初めて就職したのは、当時開店したばかりの「横浜そごう」です。ヤングレディースファッション売り場に配属され、念願だった販売の仕事に携わることができました。私がお勧めした洋服をお客様が嬉しそうに着てくださる様子を見るのは、何よりの喜びでした。また、新入社員の研修も担当し、商品の包み方や接客方法などを教えていました。
 その後、知り合いのオファーを受けてIT系の企業に転職し、インターネット広告の営業やアルバイトの面接などに携わりました。
 ふりかえれば、幼い頃からの経験があります。実家は鶏肉店を営んでおり、祖父と父が肉を加工し、母がお客様に販売する様子を間近で見て育ちました。きっと、そうした姿に影響を受け、自然と販売に興味を持つようになって、自分もお客様と接する仕事に就きたいと考えるようになったのだと思います。

Q 國學院大學生協で働くようになった経緯と仕事の内容を教えてください。

 結婚を機に仕事からは離れていたのですが、子どもの手が離れてきた頃、友人に誘われて國學院大學生協で働くようになりました。生協で働き始めて、もう16年になります。ずっとコンビニ部門で発注や納品確認、販売の業務に携わっています。
 大学生協ならではの仕事もあります。例えば入学シーズンには新入生向けに生協からの案内をまとめたり、七夕には大学主催の「和装DAY」というイベントを一緒に盛り上げたりと、時期ごとにさまざまな仕事が発生します。
 「和装DAY」の当日は、希望する学生たちは浴衣を着て授業に参加することができます。その時期、國學院大學生協では浴衣も販売します。浴衣や帯のデザインなどは私が選んで発注しています。当日は私も浴衣を着て接客します。キャンパスには七夕飾りの笹や風鈴が設置され、学生主催の縁日では輪投げ、射的、ヨーヨー釣りなどが行われます。日本文化を体感できる、とても國學院大學らしいイベントです。10年ほど続いていて、年々浴衣を着る学生たちが増えているんですよ。

Q 仕事の喜びを教えてください。

 レジ越しに学生たちと何気ない会話をしたり、彼らから恋愛や部活動の相談などを受けたりすることも度々です。学生とのつながりは、この仕事の大きな楽しみですし、成長していく姿を見るのも生協で働く喜びです。入学したばかりの頃、高校生の雰囲気を残しながら買い物に来ていた学生が就職活動の時にきちんとしたスーツ姿で生協に現れた時などは「ああ、大人になったな」と母親のように嬉しくなります。

Q 瀬野さんがこれからチャレンジしたいことはありますか?

 職場ではさまざまな企画を自由に実施させてもらっています。コスプレをする「ハロウィンデー」やメロンパンをワゴンに山盛りで販売する「メロンパン祭り」などは、私のアイデアで行いました。羊羹をカステラで挟んだシベリアが好きなので、次回は「シベリア祭り」の開催を考えているんです。(笑)
 学生たちが生協に来て、喜んでくれる。ふらりと生協に立ち寄ってみたくなる。そんな生協になるように、これからも楽しい企画をたくさん実施しようと思っています。

Q 瀬野さんが大切にしていることは何でしょうか?

 「何をするにしても自分が楽しいと思えるようにしたい」そして「後悔したくない」。大切にしていることは、この二つです。失敗をしても、それが糧になるように努めています。日々、ポジティブに暮らしています。

Q 瀬野さんが考える國學院らしさ(KOKUGAKUJIN)とは?

 一言でいうと学生たちは「素直」です。変わり続ける世の中で、國學院大學は昔からある大切なものを発見できる大学だと思っています。学生たちには素直な心で変わらなくていいものがあることを学んで、社会に飛び立って欲しいですね。

瀬野 美由紀

國學院大學生協職員

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